東京多摩霊園 東京都町田市の霊園・お墓(公園墓地)
都内・神奈川からのアクセス良好

よくある質問

「死後事務委任契約」ってどういうものですか?

委任する方(本人様)が受任者(法律事務所などの法人や受任窓口を設けている自治体)に対して、ご自身の死後のご葬儀やご埋葬などに関する事務の代理権を付与して、手続きを委託する委任契約をいいます。

終活の一環として、TVや新聞・ニュースでも話題になっているようです。ここでは、お墓に関する事例に沿って「死後事務委任契約」についてご説明させていただきます。

現代社会の中では、独身の方や結婚をされてもお子様のいない方、核家族化が進み付き合いが深い親類を持たない方が多くいらっしゃいます。

ご自身の死後に面倒を掛けたくない、多くの人の手を煩わせたくないとお考えの方が、事前に準備をご検討されているようです。

お墓に関しては、死後事務委任を行っていなかったために起こった悲しいケースがありました。

ご夫婦は二人で入るお墓をご生前でご準備していました。先立った奥様をお墓に埋葬し、数年後にご主人様が亡くなられました。しかし、二人には身寄りがなく、ご主人様を埋葬すべきお墓がどこにあるのかわからなかったのです。結果として無縁墓に埋葬され、別々の場所で供養されることになってしまいました。

この様なことにならないように、事前にご検討をしてみるのもよいでしょう。

 

遺言書とは違うのですか?

「死後事務委任契約」は、あくまで“事務手続き”になります。これとは別に財産の承継などは「遺言書」の中で指定しなければならないことになります。

逆に「遺言書」の中で死後の手続き等を記載することは論理的には可能ですが、それはあくまでも身寄りの方がしっかりいる前提となります。もし独り身の方が亡くなった際にはご遺体を放置できるわけがなく手続きは進んでしまいます。希望の葬儀の事や埋葬先のことなどが書かれた「遺言書」の内容がわかるのは、手続きが全て済んでからになってしまいます。

つまり、「遺言書」では対応できない事項を明確に記載し、ご自身の死亡した瞬間から対応できるためにする契約が「死後事務委任契約」になります。通常の「委任契約」では本人の死亡を以って終了してしまいますが、「死後事務委任契約」は“委任者の死亡によっても契約を終了させない”という合意ができるものです。

ご自身の希望する死後手続きを、第三者に任せることができるので、身寄りのない方には死亡時の備えとして、ご検討するに値する制度ではないでしょうか。

どのような内容が「死後事務」に含まれますか?

お墓に関しての、死後事務としては「埋葬」「納骨法要」「永代供養の方法」などが関連事務手続きとなります。受任者は契約に基づき、「霊園や菩提寺への事前確認」「墓地管理者への事前確認(納骨の可否や管理料の支払い状況など)」「埋葬料金や永代供養料金の確認」などを行います。

死後事務の他の内容は、「遺体の引き取り」「家族・親族・友人関係者への死亡連絡」「生活用品・家財道具などの遺品整理・処分」「賃貸住居などの退去・明け渡しや敷金・一時金などの精算」「生前の入院費などの未払い債務の精算」「相続人等への遺品・財産相続の引継ぎ」などが代表的なものです。この事務手続きを受任者に具体的に行ってもらいます。

どこでお願いするものなの?

一般的には法律事務所(司法書士・弁護士)などに委任します。自治体の中には請負を制度として取り組んでいるところや相談窓口を設けているところもあります。実際の契約は当然有料ですが、相談自体はほとんどが無料となっていますので、検討される方は一度相談してみるのもよいでしょう。

ちなみに東京多摩霊園がある町田市では特別に窓口はありません。市役所の法律相談窓口などを利用してみてはいかがでしょうか。

知人や親族に依頼することもできますが、確実に実行されるか不安な方は、法律事務所などのほうがよいでしょう。また、委任者・受任者の署名捺印があれば契約書は作成できますが、後々問題が起きないよう公正証書を作成する方が一般的です。

身寄りがない方のお墓・永代供養について

東京多摩霊園では、身寄りのなくなった(名義人様不在)となったお墓から永代供養(合同墓への移動)を行える施設がございます。

※お墓を設けずに最初からの永代供養・合祀墓のご利用はできません

「ご先祖供養をきちんと続けたいけど、自分が亡くなった時が心配で・・・」というお声はやはり多くお聞きします。面倒や手間がかかるからと永代供養・合同墓への散骨・埋葬を行ってしまうことに抵抗がある方、ご供養の意味をご理解されている方には、安心できる霊園です。

「死後委任事務契約」を行っていれば、ご自身の亡くなった後もすべてのご家族の供養が続いて行きます。中には『俺の死んだ後のことなんか知らねぇよ』とお話しされる豪快な方もいらっしゃいますが、【ご自身またはお身内の漠然とした不安や悩みを解消する】【死後に発生する様々なトラブルを未然に防いでおく】ことはとても大切です。もしかしたら、本当にお世話になってきた方に多大な迷惑を掛けることもあるかもしれません。

ぜひお墓の在り方とともにご検討してみて下さい。

よく見られる関連の質問は

永代供養はできますか?

お墓と相続税について

 

LINEで送る
ページ最上部へ